NEWS

NEWSイメージ

DAIZ、2025年2月操業開始予定 次世代型発芽・植物肉工場新設に向けて熊本県益城町と立地協定締結

次世代植物肉原料「ミラクルミート」を開発・製造するフードテックのDAIZ株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:井出 剛、以下「DAIZ」)は、熊本県益城町での植物肉新工場建設に向け2023年10月12日(木)に熊本県益城町と立地協定を締結しました。新工場はミラクルミートの国内供給ならびに欧州・北米・アジアを中心とした海外展開を加速させていく成長戦略のもと新工業団地「くまもと臨空テクノパーク」内に建設し、2025年2月の操業開始を予定しています。
また、新工場建設の投資総額42億円のうち34億円は、株式会社三菱UFJ銀行をアレンジャーとして金融機関8社が参加するシンジケートローンと、株式会社日本政策金融公庫の制度資金により調達します。※1

新工場では環境負荷の低減と生産効率向上の両立にて熊本県の豊かな自然と共生する持続可能な次世代型生産体制を実現し、熊本県の経済活性化・雇用機会創出による地域社会の発展に貢献してまいります。

※1 2023年10月12日発表(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000052858.html

 

新工場外観デザイン図

発芽・植物肉新工場の概要

所在地   :熊本県上益城郡益城町大字小谷字中高遊1193番6(くまもと臨空テクノパーク)
投 資 額:42.2億円(第1期計画)
敷地面積:40,000㎡
建築面積:4,348㎡(第1期計画)※順次拡大予定
生産計画:ミラクルミート(乾燥タイプ)8,000トン/年(第1期計画)※順次拡大予定
着工時期:2024年1月
操業開始時期:2025年2月
新規雇用:40名程度を増員予定

新工場外観 鳥瞰図

植物肉新工場のコンセプト

2025年2月に操業開始予定の植物肉新工場は「安心・安全」「挑戦と進化」「働きやすさ」「地球と環境に配慮」「DAIZの原点」「植物肉で世界へ」という6つのコンセプトを掲げており、なかでもSDGsの観点において、下記2点に注力予定です。

①環境負荷を定量的に算定する「ライフサイクルアセスメント分析」を生産工程に反映
DAIZではミラクルミート生産において原料となる大豆の調達から生産・流通、廃棄物の処理に至るまでの一連のライフサイクルにおける環境負荷を定量的に算定する「ライフサイクルアセスメント(LCA)分析」を早稲田大学創造理工学部 環境資源工学科 伊坪徳宏教授監修の元、実施しています。このLCA分析を基に生産工程をブラッシュアップし新工場の設計に反映することで、エネルギー消費量や廃棄物温室効果ガスの低減を実現し、地球と環境に配慮した新工場を実現します。

②日清エンジニアリング株式会社が誇る高度な粉体工場建設の技術・ノウハウの活用
新工場においては、2022 年 9 月に資本業務提携を行った日清製粉グループの日清エンジニアリング株式会社と工事請負契約を締結し、同社が誇る高度な粉体工場建設の技術・ノウハウの活用による生産プロセスの最適化・生産性向上を目指します。さらに将来的にはAIの活用による自動運転化の実現や新規技術・事業展開も視野に入れながら、商品の安定生産・供給拡大にとどまらない、持続可能な次世代型生産体制の確立を目指します。

10月12日に熊本県庁で実施した立地協定調印式におけるコメント(抜粋)

<熊本県知事 蒲島 郁夫氏 >
DAIZ社はこれまで国内大手コンビニエンスストアの商品や、ベジタリアンが多い台湾に向けた有名ハンバーガーチェーンの商品に採用されるなど、国内外で非常に高い評価を受けていらっしゃいます。また、食品関連産業をはじめ、数多くの企業から出資を受けるなど大変な注目を集めておられるフードテック企業でいらっしゃいます。
さて、世界的な人口増加による食料不足の懸念や畜産由来の環境負荷問題などを背景に、世界の植物由来代替肉の市場規模は、劇的に拡大しています。今回DAIZ社は、そうした植物肉需要の世界的な高まりを受け、増産態勢を整えるために大規模な量産工場を新設される計画とお聞きしました。
今後、ミラクルミートが熊本から全世界に供給され、ファンを増やしていくことで、植物肉市場における世界的なリーディングカンパニーの地位を確立されることを楽しみにしております。
本県としましては、創業の地である熊本で、今後も末永く操業いただけるよう、益城町をはじめ関係者の皆様方と密に連携を図りながら、全力で御支援したいと考えています。

<熊本県益城町長 西村 博則氏 >
DAIZ様におかれましては、このたび当町にあります県が整備した工業団地「くまもと臨空テクノパーク」に「植物肉の研究開発・製造」のための新工場建設をご決定いただきましたことにつきまして、深く感謝を申し上げます。DAIZ様はこれまで、テクノリサーチパーク内の「インキュベーションセンター」において、生産活動を続けてこられました。現在生産されている「ミラクルミート」は、非常に高いレベルの研究や開発技術を基に実現された、環境負荷を可能な限り抑えた次世代植物肉であり、世界から注目を集めていると聞き及んでおります。
また、井出代表が創設された 株式会社 果実堂様 につきましても、本社を当町に置かれ、町内農地の有効利用や、多くの町民の雇用に長年ご貢献いただき、重ねて深く感謝を申し上げます。
そのような企業様がこの度町内に新たな事業所を建設されるということで、当町といたしましても大変喜ばしい限りです。
DAIZ社の更なる飛躍に向け今後も連携を密にしながら、誠心誠意、最大限のお手伝いをさせていただきたいと思っております。

DAIZ 代表取締役社長 井出 剛よりコメント

当社では2017年より熊本県による「熊本県地域経済牽引企業」の採択を受け、テクノリサーチパーク内の施設を賃貸し、パイロットプラント(現工場)を建設いたしました。また同年より熊本県産業支援課の公募補助事業「熊本県地域未来投資促進事業」を活用させていただいた設備投資を6年間実施し、事業拡大のための生産体制強化を進める事が出来ました。さらにこの度、熊本県企業立地課の公募土地を取得させていただき新工場の建設に至っております。熊本県庁様、益城町様からの全面的なご支援により今日まで至っていることを、あらためて感謝申し上げます。

DAIZは熊本の豊かな自然と共生する国内初の次世代型発芽・植物肉新工場の実現を目指すとともに、蒲島知事様、西村町長様に引き続き高所よりご指導賜りながら、微力ではございますが熊本県の経済活性化や新たな雇用機会創出による地域未来の発展に貢献してまいります。

DAIZについて

DAIZは独自技術「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術とした熊本発のフードテックベンチャーです。 畜産・水産業と共存する「ハイブリッド戦略」を提唱し、環境負荷の小さい次世代植物性食品「ミラクルミート」「ミラクルエッグ」の普及を通じて、豊かな選択肢のある食生活とサステナブルな社会の実現を目指しています。現在上場企業17社を含む33社から出資を受け、大手事業会社との資本業務提携による製品の付加価値向上を目指した協業を推進し、国内外の小売・流通企業や食品メーカー、外食等、幅広い企業へ提供しています。
またDAIZでは事業拡大にともない、発芽・植物肉工場でのミラクルミート製造を行う生産スタッフ(生産管理部 正社員・パート)を積極的に採用しています。ご興味のある方はぜひDAIZ採用担当までご連絡ください。(DAIZ採用担当 窓口電話番号:096-363-8800)

会社名:DAIZ株式会社(https://www.daiz.inc/
本社:〒860-0812 熊本県熊本市中央区南熊本五丁目1番1号 テルウェル熊本ビル4階
代表者:代表取締役社長 井出 剛
設立:2015年12月1日
資本金:2億円
事業内容:次世代植物肉原料「ミラクルミート(チップ)」及びその他の植物性代替食品の開発・製造及び販売

 

 

【本件に関する報道関係の皆様からのお問い合わせ】
DAIZ株式会社 広報
MAIL:press@daiz.inc TEL:096-363-8800